計算ミス・ケアレスミスの撲滅

今日は、KAIRIN予備校石橋校に、中3生を集めて、

「東日本縦断 数学 大問1番 100題トライアル」

をやりました。

北海道~東京までの公立高校入試問題の

大問1番だけを100題集めて、60分で点数を競うというものです。

最高点は97点、平均点は87点でした。

大問1番なので、若干の例外を除けば、

ほとんどが計算問題・・・・。

にもかかわらず100点が取れない・・・・。

じつは、このイベントはもう16年前からやってまして、

今年で第16回目なんです。

過去に1000人以上の中3生がこのイベントに参加しているのですが、

100点を取ったのは過去に3人だけです。

そして、ほとんどが

「計算ミス」「ケアレスミス」(問題の読み違いなど・・・)なんです。


一体どうすれば、このようなミスがなくなるのか・・?

過去にも一度、計算ミスについて、いろいろ研究したことがありましたが、

最近の私の研究(あくまでも私個人の研究です)で、わかったことは、

「試験中に、見直しをしても、計算ミス・ケアレスミスは発見できない!」

ということです。

これは、脳の働きに関係することなので、

詳しい説明は割愛させていただきますが、

簡単に言うと、

誰でも自分が解いて、ちゃんと答えが出た場合は、

それが間違っている・・・という意識は働かないので、

仮に見直しをしたとしても、

間違いを見つけ出すことはできない!ということです。


つまり、「見直しをしてミスを発見する」という行為は、

時間の使い方として、あまりよい方法ではない!

と思います。

だったら、その時間を、できなかった問題や、

不安な問題を考える時間に充てるべきです。

そして、「見直しが機能しない」ならば、

「ミスをしない」

という戦略を立てるべきです。


どうすれば「ミスをしない」のか・・・?


ミスをしない人間なんていません!

ミスををするからこそ人間なんです!

大事なことは、このことを自分のことだと自覚して、

しっかっりと反省することです。


普段の過去門練習や、

問題練習において、

ミスをしてしまったとき、


ほとんどの生徒は、

「あっ、ケアレスミスです」

「問題を読み違えただけですよ」

そして、挙げ句の果てに

「ちゃんとやればできた」

と言います。


残念ながら、そのような人は本番でも

ちゃんとできません!

ちゃんとミスします!

部活動をやってる人はおわかりかと思いますが、

普段の練習でやっていることが、本番でも活かされるのですから、

普段の練習でミスする人は、ちゃんと本番でもミスします。

唯一の例外は、

「ミスをするたびに、
 
 ①しっかりと反省し、

 ②その原因を追求し、

 ③どうすればミスしなかったのか、をしっかりと考え、

 ④それをリスト化して、常に見返すことにより、

「自分はこういうミスをしがちな人間だから、

 こういうところに注意して問題を解こう」

と、自分の脳に学習させている場合です。


現在、KAIRIN予備校石橋校に来ている中3生には、

「ケアレスミスリスト」

を作らせています。


毎週、過去問を解くたびに、

ミスした問題について、

「どんなミスをしたのか」

「なぜこんなミスをしたのか」

「どうすれば、もうこんなミスはしなくなるのか」

をリスト化して、毎日、隙間の時間に見直しをさせています。

misu.jpg

ミスをしようと思ってミスする人はいないのです。

不注意なのです。

従って、一つ一つのミスに対して、

しっかりと反省し、どうすればよいかを考えていかなければ、

絶対にミスはなくなりません。

「ちゃんとやればできたから大丈夫だ」・・・本番でもちゃんとできません!

「素直に反省し、対策を考える」・・・・確実にミスは減ります。

(あくまで、私個人の経験に基づく意見です。)

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