学習時間について(再掲)
約1年ぶりに更新します。
今年から人事部長として新卒・既卒の採用活動をしており、
びっくりするほど忙しくなってしまいました。
また、人手不足の折、
現在、週5で現場の授業もやっておりますので、
なかなかこちらに手が回りません・・・。
ただ・・・・・・
現場で高校生・中学生を見てると、いろいろ感じることもありますので、
備忘録的に残しておきたいと思います。
今回は学習時間についてです。
(再掲です)
一般的な学習時間は 「学年+1時間」
ということをよく聞きますが、あなたはどうですか?
確かに、中1で2時間、中2で3時間、中3で4時間、
これをしっかりと、中学入学時から毎日続けていれば、
中3の今頃になって5時間も6時間も勉強する必要はないと思いますが・・・・、
現実的に、これが実行できている中学生は何人いるのでしょうか?
実際、
中2までにこれができなかったから、
中3の今になって塾に来ている子も多いと思います。
ところで、
「学年+1時間」の根拠って一体なんでしょうね?
・学年が上がることに内容が難しくなってくるから、
それだけ、家庭学習も時間をかけなくてはいけない。
ということなんでしょうけど、
じゃあ、具体的にその「家庭学習」って、いったいなにをやればよいのか?
それは、もちろん「予習と復習」です。
基本、「予習」は、
・次に学校で習う単元の教科書を音読する。
・意味のわからない言葉・単語があれば、辞書で調べる。
・教科書を読んで、よくわからない部分に線を引いたり付箋を貼って、
その部分をしっかりと学校の授業で聞く。
場合によっては、先生に質問する。
だいたいこれだけで、1日に2教科やれば1時間前後です。
「復習」は、
・学校の授業のノートを見返しながら、
教科書準拠の問題集(いわゆる学校のワーク)をやる。
・できない問題には赤で×をつけ、解説を見て解き方を覚える。
・解説を見てわからなければ、付箋を貼って翌日先生に質問する。
だいたいこれを1教科やると45分前後です。
2教科やれば90分はかかると思います。
さらに、学年が上がることに時間が増えるのは、
上記にプラスして、
・「前の学年の復習」
の時間が追加されるからです。
広い意味での「「受験勉強」ですよ。
具体的には、
・これまでに習った「英単語」「漢字」の復習
・理科・社会の教科書の読み直し(音読)
・すでに習った範囲の学校のワークの赤×のやり直し
当然、学年が上がるにつれて、
「これまでに習った内容」は増えていきますから、
その復習にかける時間が増えるのは当たり前です。
おそらくこれが、「学年+1時間」の内容かと私は思います。
やるべき内容については、たいして難しいことではないので、
そんなにハードルは高くないのですが、
結局は、「毎日やること」というハードルが高いんですよね。
私や保護者の方たちが中学生だった時代に比べて、
今の中学生には「家庭で勉強をさせないインフラ」が整っています。
ゲーム、スマホ、友だちからのメール、LINE・・・・、
(保護者の方、すべて買い与えているのは親であることを忘れずに!)
これらの強烈な誘惑に打ち勝って毎日勉強時間を確保するのはつらいですね。
おかげで私たちの塾業界が存在できるのですけど・・・・。
なんか変な話ですよね。
さて、話は戻りますが、
「学年+1時間」の学習習慣を中学入学時から身につけ、
学習内容も適切であれば、中3のこの時期にあせる必要はないのですが、
現実問題として、そのような、超理想的な中学生は数%しかいません。
ほとんどの中学生は、部活動や、「勉強させないインフラ」のために、
中1~中2の時代に超理想的な学習時間を確保できず、
中3のこの時期に、5時間~7時間の学習時間を強いられていると思います。
勘違いしないでいただきたいのは、
私はそれが悪いことだとは思いません。
もちろん、中3の今のこの時期でも、
まだ1日平均2時間以下・・・という人は問題外ですけど!
遅れた分は、あとで頑張って取り返せばいいんです。
そして、今からでも十分取り返せますよ。
開倫塾足利本校の中3生達も、
2学期からも毎日塾に来て5時間以上自習しています。
土曜日は8時間です。
みんな必死で、中1~中2で勉強できなかった分を取り返そうとしています。
やる内容は、
・学校の授業の予習1時間
・学校の復習+宿題 90分
・中1・中2で勉強しなかった分の取り返し 2.5時間
(いい言い方をすれば「受験勉強」)
です。
中3生の一般的な 「学年+1時間」である4時間に加えて、
残りの時間と、土日は「今までの分」の取り返しです。
もちろん、中には頑張れない子もいます。
何らかの理由をつけて、遅刻してきたり、休んだり・・・。
頑張れる子と、頑張れない子の違いはなんなのか?
その答えは、単純明快です。
「具体的な目標があるかないか」です。
肌で感じてます。
頑張れる子はみな、
将来的に○○になりたいから、そのために○○高校に行きたい!
というように、しっかりと志望校が決まっており、
県立入試で絶対に○○点以上を取る!
という具体的な数値目標が決まっています。
しかし、頑張れない子は、3者面談のときでも、
「将来のビジョンが決まってない」
「行きたい高校がない、またはみつからない」
という感じで、目標がハッキリしないんですね。
「親がそこにしろ!って言うから○○校高を受験する。」
というような感じです。
どうしても、そういう子達は、2~3時間の自習なら頑張れますが、
5時間以上の長時間になると、「つかれたー」となってしまうんですね。
あなたは目標がハッキリしていますか?
あなたが受験する高校は、あなたの行きたい高校ですか?
もし、そうであれば、頑張れるはずです。
受験勉強は永遠ではありません。
終わりがあるのです。
頑張っても頑張らなくても、
あと4ヶ月後には終わるのです。
自分の将来を自分でよい方向に決めるチャンスというのは、
人生そうな何度もあることではありません。
せっかくのチャンスだから、最大限に活かそうね。
P.S.
頑張っているのになかなか結果が出ていない方、
原因は勉強のやり方以前の問題かもしれません。
中学1年・2年のうちに身に付けておくべき「基礎基本」が
身についてない状態で応用問題(=受験勉強)に取り組んでも、
そう簡単には結果は出ません!
短期間で基礎基本を身に付けたいのであれば、
ぜひ、開倫塾の「公立高校合格必勝パック」をご利用ください!
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びっくりするほど忙しくなってしまいました。
また、人手不足の折、
現在、週5で現場の授業もやっておりますので、
なかなかこちらに手が回りません・・・。
ただ・・・・・・
現場で高校生・中学生を見てると、いろいろ感じることもありますので、
備忘録的に残しておきたいと思います。
今回は学習時間についてです。
(再掲です)
一般的な学習時間は 「学年+1時間」
ということをよく聞きますが、あなたはどうですか?
確かに、中1で2時間、中2で3時間、中3で4時間、
これをしっかりと、中学入学時から毎日続けていれば、
中3の今頃になって5時間も6時間も勉強する必要はないと思いますが・・・・、
現実的に、これが実行できている中学生は何人いるのでしょうか?
実際、
中2までにこれができなかったから、
中3の今になって塾に来ている子も多いと思います。
ところで、
「学年+1時間」の根拠って一体なんでしょうね?
・学年が上がることに内容が難しくなってくるから、
それだけ、家庭学習も時間をかけなくてはいけない。
ということなんでしょうけど、
じゃあ、具体的にその「家庭学習」って、いったいなにをやればよいのか?
それは、もちろん「予習と復習」です。
基本、「予習」は、
・次に学校で習う単元の教科書を音読する。
・意味のわからない言葉・単語があれば、辞書で調べる。
・教科書を読んで、よくわからない部分に線を引いたり付箋を貼って、
その部分をしっかりと学校の授業で聞く。
場合によっては、先生に質問する。
だいたいこれだけで、1日に2教科やれば1時間前後です。
「復習」は、
・学校の授業のノートを見返しながら、
教科書準拠の問題集(いわゆる学校のワーク)をやる。
・できない問題には赤で×をつけ、解説を見て解き方を覚える。
・解説を見てわからなければ、付箋を貼って翌日先生に質問する。
だいたいこれを1教科やると45分前後です。
2教科やれば90分はかかると思います。
さらに、学年が上がることに時間が増えるのは、
上記にプラスして、
・「前の学年の復習」
の時間が追加されるからです。
広い意味での「「受験勉強」ですよ。
具体的には、
・これまでに習った「英単語」「漢字」の復習
・理科・社会の教科書の読み直し(音読)
・すでに習った範囲の学校のワークの赤×のやり直し
当然、学年が上がるにつれて、
「これまでに習った内容」は増えていきますから、
その復習にかける時間が増えるのは当たり前です。
おそらくこれが、「学年+1時間」の内容かと私は思います。
やるべき内容については、たいして難しいことではないので、
そんなにハードルは高くないのですが、
結局は、「毎日やること」というハードルが高いんですよね。
私や保護者の方たちが中学生だった時代に比べて、
今の中学生には「家庭で勉強をさせないインフラ」が整っています。
ゲーム、スマホ、友だちからのメール、LINE・・・・、
(保護者の方、すべて買い与えているのは親であることを忘れずに!)
これらの強烈な誘惑に打ち勝って毎日勉強時間を確保するのはつらいですね。
おかげで私たちの塾業界が存在できるのですけど・・・・。
なんか変な話ですよね。
さて、話は戻りますが、
「学年+1時間」の学習習慣を中学入学時から身につけ、
学習内容も適切であれば、中3のこの時期にあせる必要はないのですが、
現実問題として、そのような、超理想的な中学生は数%しかいません。
ほとんどの中学生は、部活動や、「勉強させないインフラ」のために、
中1~中2の時代に超理想的な学習時間を確保できず、
中3のこの時期に、5時間~7時間の学習時間を強いられていると思います。
勘違いしないでいただきたいのは、
私はそれが悪いことだとは思いません。
もちろん、中3の今のこの時期でも、
まだ1日平均2時間以下・・・という人は問題外ですけど!
遅れた分は、あとで頑張って取り返せばいいんです。
そして、今からでも十分取り返せますよ。
開倫塾足利本校の中3生達も、
2学期からも毎日塾に来て5時間以上自習しています。
土曜日は8時間です。
みんな必死で、中1~中2で勉強できなかった分を取り返そうとしています。
やる内容は、
・学校の授業の予習1時間
・学校の復習+宿題 90分
・中1・中2で勉強しなかった分の取り返し 2.5時間
(いい言い方をすれば「受験勉強」)
です。
中3生の一般的な 「学年+1時間」である4時間に加えて、
残りの時間と、土日は「今までの分」の取り返しです。
もちろん、中には頑張れない子もいます。
何らかの理由をつけて、遅刻してきたり、休んだり・・・。
頑張れる子と、頑張れない子の違いはなんなのか?
その答えは、単純明快です。
「具体的な目標があるかないか」です。
肌で感じてます。
頑張れる子はみな、
将来的に○○になりたいから、そのために○○高校に行きたい!
というように、しっかりと志望校が決まっており、
県立入試で絶対に○○点以上を取る!
という具体的な数値目標が決まっています。
しかし、頑張れない子は、3者面談のときでも、
「将来のビジョンが決まってない」
「行きたい高校がない、またはみつからない」
という感じで、目標がハッキリしないんですね。
「親がそこにしろ!って言うから○○校高を受験する。」
というような感じです。
どうしても、そういう子達は、2~3時間の自習なら頑張れますが、
5時間以上の長時間になると、「つかれたー」となってしまうんですね。
あなたは目標がハッキリしていますか?
あなたが受験する高校は、あなたの行きたい高校ですか?
もし、そうであれば、頑張れるはずです。
受験勉強は永遠ではありません。
終わりがあるのです。
頑張っても頑張らなくても、
あと4ヶ月後には終わるのです。
自分の将来を自分でよい方向に決めるチャンスというのは、
人生そうな何度もあることではありません。
せっかくのチャンスだから、最大限に活かそうね。
P.S.
頑張っているのになかなか結果が出ていない方、
原因は勉強のやり方以前の問題かもしれません。
中学1年・2年のうちに身に付けておくべき「基礎基本」が
身についてない状態で応用問題(=受験勉強)に取り組んでも、
そう簡単には結果は出ません!
短期間で基礎基本を身に付けたいのであれば、
ぜひ、開倫塾の「公立高校合格必勝パック」をご利用ください!