決死の飛び込み営業

郡山を3時に出発して、

雪が積もる山道を乗り越え、7時間半かけてやっとアポの取れた(だろうと思われる)

ご家庭に到着したのが夜の10時30分。

当然あたりは漆黒の闇・・・・。

吹雪の音しか聞こえないという状況の中、お客さんの家の玄関の前に立って

数分間悩んだあげく、私はこともあろうに玄関のドアをたたくのでした。

(チャイムはありませんでした)

「すいませーん、おばんですうう↑・・・・。」

(よそ者と思われると開けてくれないと思い、会津弁を勉強していたけなげな私・・・)

「すいませーん、おばんですうう↑・・・。」

少したって、玄関の向こう側でガサガサと人の気配がしました。

「こんな時間にだれだ~」

「あのー・・きのう○○という女性がお電話をさせていただいたと思うのですが、

 ××××センターの指導員の石田と申します↑。」

「・・・・・・・・・・・・・沈黙・・・・・・・・・・」

「あんたどっからきたんですかあ~」

「こおりやまですうう↑・・・。」

次の瞬間、ドアが「バン!!」と開きましrた。

「まさか、あんた山を越えてきたんかい!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話によると、冬になると、地元の人でもあまりに危険なため、山は越えないそうな・・。

「すいません、山を越えない帰り道だけでも教えていただけないでしょうか?」

と、半泣きですがる私を哀れに思ったのでしょうか?

「とりあえず、あがってお茶でも飲んでいきなさい」

ということで深夜11時におじゃましてしまいました。

あー・・・会津の人はなんてあったかいんだ・・・。

(つづく)




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